今月の主題 内科医のためのクリニカル・パール―診療のキーポイントと心にのこる症例
神経
神経診察のキーポイント
河合 真
1
1トヨタ記念病院総合診療科
pp.1460-1462
発行日 2009年9月10日
Published Date 2009/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104054
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■局所診断をつけることが目標
神経内科が他科と比較して何がユニークかというと,1つの主訴に対しても病変部位がいくらでもありうるということである.例えば,「脱力」ひとつにしても,筋,神経筋接合部,末梢神経,神経根,前角細胞,脊髄,脳幹,大脳白質,大脳皮質のどこの部位の障害でもありうる.その病変部位を見つけ出す作業が神経診察である.この作業が好きならば,きっと神経内科を一生の仕事にできる.
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