今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
上部消化管の内視鏡診療
【診断】
色素内視鏡・拡大観察の基本
八木 一芳
1
,
中村 厚夫
1
,
関根 厚雄
1
1新潟県立吉田病院内科
pp.1067-1071
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103966
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ポイント
●胃癌の診断にはインジゴカルミンによるコントラスト法が一般的である.
●近年,NBI(narrow band imaging)併用拡大観察による診断や酢酸,酢酸・インジゴカルミン併用といった化学的色素法による診断が開発され普及している.
●NBI併用拡大観察による範囲診断と化学的色素法による範囲診断は,インジゴカルミンに比し明らかに正確であると報告されている.
●食道扁平上皮癌ではヨード染色が一般的であるが,NBI併用拡大観察によるIPCL(intra-epithelial papillary capillary loop)診断が広まってきている.
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