今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を
急性肺血栓塞栓症をいかに治療するか
下大静脈フィルターで肺血栓塞栓症の発症を防げ
猿渡 力
1
1済生会横浜市南部病院循環器内科
pp.779-781
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103903
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ポイント
●急性肺血栓塞栓症では発症早期に急速に病態悪化を起こす危険性がある.
●急性肺血栓塞栓症の治療においては,血栓に対する治療と同時に再発予防を行うことが必要不可欠である.
●急性肺血栓塞栓症の急性期再発予防に下大静脈フィルターは有効であるが,合併症も少なくない.
●下大静脈フィルターの使用に際しては,症例ごとにメリットとデメリットを十分検討する必要がある.
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