今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を
急性肺血栓塞栓症をいかに治療するか
肺塞栓除去術
谷口 哲
1
,
福田 幾夫
1
1弘前大学附属病院心臓血管外科
pp.782-784
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103904
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ポイント
●重症肺血栓塞栓症の観血的治療にはカテーテル治療と外科的塞栓除去術がある.
●治療開始時には循環を安定させることが重要で,循環虚脱例では経皮的人工心肺装置(PCPS)の導入を考慮する.
●肺塞栓除去術とカテーテル治療の適応は重複するが,施設の経験に基づいて治療手段を決定する.
●脳血管障害急性期や手術後など血栓溶解療法禁忌例に外科的塞栓除去術が有効である.
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