今月の主題 肺血栓塞栓症 見逃さず迅速かつ的確な対応を
急性肺血栓塞栓症の病態を理解する
肺血栓塞栓症の病態生理を理解する
尾林 徹
1
1武蔵野赤十字病院循環器科
pp.726-729
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103892
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ポイント
●急性肺塞栓症の病態は,血行動態から急性肺循環不全として理解する.
●肺動脈の30~50%が急激に血栓閉塞すると肺循環の破綻が起きる.
●90%は下肢深部静脈由来の血栓である.
●血圧低下,右心不全を合併すると急性期死亡率は高率となり迅速な治療開始が大切である.
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