特集 内科診療にガイドラインを生かす
呼吸器疾患
肺血栓塞栓症
加藤 史照
1
,
巽 浩一郎
1
1千葉大学大学院医学研究院呼吸器内科学
pp.130-135
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107092
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
近年,肺血栓塞栓の診断・治療に関して国内外から多くのガイドラインが提唱されている.代表的なものとして,本邦では2009年に日本循環器学会を中心とする合同研究班により「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2009年改訂版)」1)が作成されている.また,欧州では2008年にEuropean Society of Cardiology(ESC)2),米国では2011年にAmerican Heart Association(AHA)3),2012年にAmerican College of Chest Physicians(ACCP)4)が,それぞれのガイドラインを提唱している(表1).
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