今月の主題 循環器薬の使い方 2009
薬物療法の基本的注意
高齢者への循環器薬の与薬
金子 英司
1
1東京医科歯科大学老年病内科
pp.155-157
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103757
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ポイント
●高齢者では,薬物有害作用が起こりやすく,多臓器の重い症状を呈しやすい.
●高齢者では,症状が非典型的なので,常に薬物有害作用の可能性を考える.
●高齢者では,薬物は若年者の1/2~1/3の少量で開始し,ゆっくりと増量する.
●高齢者では,一包化や1日1回投与などの簡便な服用法でコンプライアンスを改善する.
●治癒した疾患の治療薬は中止し,慢性疾患では治療薬の減量を常に考慮する.
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