特集 看護婦と与薬
与薬管理
内田 卿子
1
1聖路加国際病院
pp.27-29
発行日 1967年10月1日
Published Date 1967/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203178
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与薬,つまり患者に薬を飲ませ,また,その薬を病棟内において保管することは,看護婦の業務の中でも責任の重い仕事の一つである。与薬を正しく行なうことは看護婦にとって大事な行為である。それは,どんな名医が処方をしても,また,そのとおりまちがいなく薬剤師の手によって調剤されたとしても,最終段階で患者に飲ませる看護婦の手にわたったときに,正しく患者に与えられなければ,真の効果は発揮されないからである。
管理とは物事を可能にする一つの方法であると定義されているが,与薬管理においても同じである。薬が正しくかつ安全に患者に与えられるためには,それぞれの施設にある与薬に関する基準をまず第一にはっきりと示すことである。
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