今月の主題 循環器薬の使い方 2009
薬物療法の基本的注意
腎障害・肝障害時における循環器薬の使用
越前 宏俊
1
1明治薬科大学薬物治療学
pp.151-154
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103756
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ポイント
●腎障害または肝障害患者の薬物治療には,薬物動態の知識が必要である.
●薬物には,腎消失型と肝除去型がある.
●腎障害患者では,薬物誘発性腎障害の感受性が高い.
●患者の腎機能評価には,eGFR推算式が簡便で有用である.
●肝障害患者では,Child-Pugh分類による肝細胞障害の評価と食道静脈瘤形成などによる門脈側副路の形成を薬物投与量減量の指標とする.
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