今月の主題 内科の基本 肺炎をきわめる
市中肺炎
市中肺炎の治療
谷口 俊文
1
1ワシントン大学感染症科
pp.1782-1789
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103546
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ポイント
●地域の主な肺炎起因菌の感受性パターンを入手する.
●抗菌薬の投与は,培養検体を入手後,速やかに行う.
●喀痰のグラム染色にて起因菌を発見できれば非定型肺炎をカバーする必要はない.しかしながら,重症肺炎,血液培養陽性の場合はマクロライドを併用したほうがよい.
●培養結果と感受性がわかり次第,de-escalationを行う.
●ペニシリン耐性肺炎球菌のほとんどは,高用量ペニシリンで治療できる.
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