今月の主題 Multiple problemsの治療戦略
内科診療におけるmultiple problems
【薬物投与のジレンマ】
抗凝固薬,抗血小板薬投与中の患者が抜歯を必要とする場合
宮脇 卓也
1
,
窪木 拓男
2
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学
2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・インプラント再生補綴学
pp.1618-1621
発行日 2008年9月10日
Published Date 2008/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103511
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ポイント
●PT-INR値が2.5~3.0までであれば,ワルファリン継続下で抜歯可能である.
●抗血小板薬は継続下で抜歯可能である.
●患歯の状態,併用薬との相互作用に注意する.
●状況によっては,入院下での抜歯やヘパリンによる抗凝固療法も考慮する.
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