今月の主題 主治医として診る後期高齢者
後期高齢者によくみられる症状とプロブレム
不眠―高齢者における不眠の生理と対処法
河合 真
1
1トヨタ記念病院統合診療科
pp.1251-1254
発行日 2008年7月10日
Published Date 2008/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103432
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●眠れないという患者の訴えを聞いたら,まず病歴を聞く.
●「眠れない=不眠」ではない.
●不眠の診断が正しくついていないのに,治療を行ってはいけない.
●不眠は睡眠薬欠乏症ではない.睡眠薬以外の治療法を知ることが重要である.
●入院中の不眠で「環境条件に起因する睡眠障害」には睡眠薬を処方してもよいが,種類に注意する.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.