今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療
内科医としての関節リウマチ治療戦略
関節リウマチ活動性の指標と治療効果―現実的な治療目標
岸本 暢将
1
1亀田総合病院リウマチ膠原病内科
pp.85-89
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103177
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ポイント
●RAの活動性は何か1つの検査(例えばRF)で示せるものではなく,疼痛・腫脹や医師および患者の疾患活動性全般評価などの問診・身体所見を中心とした総合評価(DASなど)によって示される.
●RAの疾患活動性をできる限り低く抑えることにより,疾患転帰である関節破壊,身体機能障害を予防することができる.
●日常診療でも最低3カ月ごとにはDAS28などを使用し,疾患活動性を定量しモニターし,治療を再検討するよう心がける.
●治療効果判定にも疾患活動性の指標が使用でき,理想的には寛解を目標とすること.
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