今月の主題 内科外来でみるウィメンズ・ヘルス
ライフステージごとにみる諸問題【青年・成人期(性成熟期)】
「全身が痛くて家事もできません」―線維筋痛症の病像と対応法
河野 美佳
1
,
住田 孝之
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科先端応用医学専攻臨床免疫学
pp.2239-2242
発行日 2007年12月10日
Published Date 2007/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103122
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ポイント
●線維筋痛症は,一般検査所見で異常が認められず,広範囲の持続性疼痛と特定の圧痛点で診断する.
●線維筋痛症の疾患概念をよく理解してもらい,周囲環境を整備し,受容的態度で接することが重要である.
●ほかに筋痛を訴える疾患には,リウマチ性多発筋痛症,皮膚筋炎/多発性筋炎,関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,甲状腺機能低下症などがあり,除外診断が必須である.
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