特集 一般医のためのエコー活用法
Ⅳ.腹部
臓器からみた腹部エコー
副腎
細田 幸司
1
,
大熊 潔
1
1慶應義塾大学病院放射線科
pp.316-320
発行日 2007年11月30日
Published Date 2007/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103086
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解剖と検査法
■右副腎
右副腎は,右腎上極の上方,下大静脈(inferior vena cava:IVC)の背側で,肝と横隔膜脚の間にみられる.右副腎を描出するためには肝を音響窓として,IVC・右腎を指標に走査するとよい.体位は左下側臥位を基本とする(肝が左に移動し,腹壁と右副腎との間で音響窓として利用しやすくなる.また,副腎が左に移動し,腹壁との距離が短くなる).
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