今月の主題 内分泌疾患の新たな展開
画像診断
副腎
福地 総逸
1
1福島県立医科大学・第3内科
pp.428-431
発行日 1985年3月10日
Published Date 1985/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219660
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副腎疾患の診断は各種ホルモン測定法の進歩により比較的容易となったが,副腎腫瘍の有無あるいは局在の診断については,ホルモン測定のみでは困難な場合がしばしばみられる.近年副腎皮質のみでなく髄質についてもすぐれたスキャン剤が開発され,さらにX線CT,超音波診断,NMR断層などの方法が導入されて副腎腫瘍の局在のみでなく,その形状や大きさまでかなり正確に診断できるようになった.これにより外科手術の際の術式の決定や予後について予測が可能となった.本文では方法別にその得失を述べることとする.
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