今月の主題 腹部エコーToday
腹腔内臓器における腹部エコー法の役割
副腎
棚橋 善克
1
,
豊田 精一
1
,
喜屋武 淳
1
,
章 建全
1
1東北公済病院泌尿器料
pp.1560-1563
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909395
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ポイント
●正常副腎の解剖学的位置をよく理解しておく.
●左右の副腎とも,検側を持ち上げた斜位で,腹壁からの走査が基本となる.
●側腹壁からの走査,うつ伏せでの走査も加えて,見逃しを少なくする.
●存在診断,質的診断ともに,他の画像診断と組み合わせて精度の向上を図る.
●超音波はリアルタイムの描出が可能なので,副腎と腎との関係(特に呼吸による位置関係のずれ)を知るのに特に有効である.
●質的診断には,超音波ガイド下生検も有用となる.
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