今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント
動脈硬化の予防と治療
動脈硬化疾患への抗凝固,抗血小板治療
後藤 信哉
1
1東海大学医学部内科学
pp.1514-1516
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102886
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ポイント
●冠動脈,脳血管,末梢血管などに動脈硬化性病変を認めた症例では,1年以内に心血管死亡,非致死性心筋梗塞,非致死性脳卒中などの血栓性イベントを発症するリスクが高い.
●抗凝固,抗血小板療法は止血機構を阻害することにより出血性イベントを増加させるため,血栓リスクの高い症例に限って使用すべきである.
●動脈硬化性病変を認めた症例は心血管死亡,心筋梗塞,脳梗塞のhigh risk症例であるため抗凝固,抗血小板療法が妥当とされるケースが多い.
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