今月の主題 内科医が診る睡眠障害
内科疾患と睡眠障害
心療内科的疾患と睡眠障害―パニック障害を中心に
金子 宏
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院神経内科(心療内科)
pp.1356-1359
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102840
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ポイント
●心療内科的疾患には不安や抑うつなどの気分の変調が高頻度にみられる.
●睡眠障害はうつ病診断のキーポイントとなるが,不安障害でも睡眠障害の頻度は高い.
●パニック障害では覚醒時のみならず睡眠時にパニック発作がみられる症例が存在する.
●全般性不安障害では不眠が主訴であることが多い.
●不安による睡眠薬に対する誤った考えには,共感的態度で正しい知識の啓蒙が必要.
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