今月の主題 内科医が診る睡眠障害
内科疾患と睡眠障害
呼吸器疾患と睡眠障害―COPD,気管支喘息など
飛田 渉
1,2
,
丹野 久美子
2
1東北大学保健管理センター
2東北大学大学院情報科学研究科
pp.1336-1339
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102835
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ポイント
●COPD,気管支喘息などの呼吸器疾患では,不眠,頻回なる覚醒により睡眠の質が低下する.
●COPD,気管支喘息などの呼吸器疾患では,REM睡眠時に低酸素血症をきたしやすい.
●COPDに閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)が合併すると,低酸素血症,高炭酸ガス血症をきたし予後が悪い.
●気管支喘息では喘息発作による睡眠障害が起こる.
●肥満はOSASのリスクが高い.
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