今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
その他 ウイルス肝炎診療において知っておくべきこと
肝炎ウイルスの感染予防と汚染事故への対応
伊藤 圭一
1
,
白木 克哉
1
1三重大学医学部消化器肝臓内科
pp.942-945
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102746
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●HAV,HEVは経口感染であり,流行地での一般的な経口感染予防が重要である.
●HBV感染ハイリスクグループはHBワクチンによる感染予防処置が重要である.
●HBV汚染した場合は,HB免疫グロブリン,HBワクチンによる処置が必要である.
●HBs抗原陽性の母親から出生した児は,HB免疫グロブリン,HBワクチンの投与が必要である.
●HCVは血液を介して感染し,一般的な血液汚染予防が重要であり,ワクチンなどの感染予防法は現在ない.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.