今月の主題 ウイルス肝炎 実地診療A to Z
B型肝炎診療の実際
インターフェロンの使い方
南 祐仁
1
1京都府立医科大学大学院消化器病態制御学
pp.889-891
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102733
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ポイント
●B型肝炎治療の目標は,ウイルスの排除ではなく,ウイルス増殖の抑制による肝炎の沈静化である.
●30~35歳までは自然軽快する可能性があるので,原則経過観察する.
●長期にdrug freeで肝炎が沈静化することを目指すには,核酸アナログよりインターフェロンがよい.
●インターフェロン24週投与の成績は決して高いものではなく,QOLを損なうこともあるので,適応にあたり,十分な説明と同意が必要である.
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