今月の主題 ウイルス肝炎―日常診療のポイント
B型肝炎の日常診療
B型慢性肝炎に対するインターフェロンの使い方
黒崎 雅之
1
,
泉 並木
1
1武蔵野赤十字病院消化器科
pp.424-427
発行日 2010年3月10日
Published Date 2010/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104357
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ポイント
★35歳未満の若年者では,治療期間が限定でき,催奇形性がないことから,drug freeを目指したインターフェロンを第一に選択する.
★HBe抗原陽性例の約20~30%でセロコンバージョンが達成され,治療中止後も80%以上の症例で持続する.
★インターフェロンが効きやすいのは,女性,若年者,genotype A型・B型で,ALT値が高く,組織学的に炎症反応が強く,血中HBVDNA量が少ない症例である.
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