特集 臨床研修コアスキル
経験すべき診察法・検査・手技
基本的手技
ドレーン・チューブ類の管理
渡部 和巨
1,2
1湘南外科グループ(SSA)
2湘南鎌倉総合病院外科
pp.404-411
発行日 2003年11月30日
Published Date 2003/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102400
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達成目標
・ドレーン,チューブを考えるとき,それを留置,挿入すべきかどうか,いつ挿入するか,どのような種類を選択すべきか,そしていつ抜去するかといった判断,すなわちsurgical decision makingが最も大切であり,初期研修から後期研修そしてstaff surgeonになってもいつも考え続けなければならないということを初期研修で感じとることが肝要である.したがって上級医師との相談なしで処置を行う場面はなく,その都度判断の理由を聞いて習得することが大切である.ドレーン,チューブを管理する過程で,そこからいかに多くの情報を得,それを基に適切なケアを行えるかが達成目標となる.
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