今月の主題 水・電解質と輸液
疾患・病態での治療法
急性腎不全での輸液療法
松島 秀樹
1
,
菱田 明
2
1聖隷三方原病院腎臓内科
2浜松医科大学第1内科
pp.1873-1876
発行日 2003年11月10日
Published Date 2003/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102274
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ポイント
・急性腎不全の原因の鑑別診断を行う.
・腎前性腎不全では治療としての輸液が重要である.
・乏尿期には破綻した水電解質調節能に応じた輸液が必要となる.
・利尿期には多尿による脱水や電解質異常をきたさないための輸液をする.
・輸液を施行していく際,体液量のモニタリングをしてこれを適正に維持する.
・急性腎不全は異化が亢進しているため,栄養補給の輸液が大切である.
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