特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
腎・尿路疾患
急性腎不全
藤倉 知行
1
,
古谷 隆一
2
,
菱田 明
1
1浜松医科大学第一内科
2磐田市立総合病院内科
pp.488-490
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101585
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
急性腎不全とは“急激な腎機能低下によって尿毒症,電解質異常,アシドーシスなどを認める状態”である.本症は適切な薬物療法や透析療法を施行することで腎不全そのものによる死亡の多くを防ぐことができるが,多臓器不全の一症状として出現する場合はその原因疾患の予後に左右されるため死亡率が高くなる.そのため診療にあたっては,腎臓はもとより原因疾患に対しても病状,予後,治療方法について丁寧に説明し,理解を得ることが大切である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.