今月の主題 前期高齢者・後期高齢者を診る
老化の生理学
老化に伴う薬物療法の問題点
秋下 雅弘
1
1杏林大学医学部高齢医学
pp.1638-1640
発行日 2003年10月10日
Published Date 2003/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102223
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ポイント
・薬物動態の加齢変化や多剤併用を背景として高齢者では薬物有害作用が出現しやすい.
・適切な薬効評価とともに,有害作用の危険性をできるだけ減らすための工夫が不可欠である.
・薬物有害作用防止のために,薬物代謝を理解した処方量の設定とエビデンスや個々のADLに基づく処方薬剤の制限を行うべきである.
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