今月の主題 臨床医のための遺伝子工学
遺伝子工学の臨床への応用
疾患解析への応用
老化
名倉 潤
1
,
三木 哲郎
1
1大阪大学医学部第4内科
キーワード:
ヘリケース
Keyword:
ヘリケース
pp.2146-2148
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904810
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1970年に特異的な部位を切断する制限酵素が発見され,1973年に組み換えDNA技術が確立して以来,遺伝子工学は医学,生物学のほとんどの分野において欠くことのできない技術となった.老化研究もその例外ではなく,ほとんどの老化研究に遺伝子工学が使用されている.
そこで本項では,種々の老化研究による知見とそれに基づいた老化に対する統合的な概念,および最近のトピックスとして,老化の代表的モデル疾患であるWerner症候群原因遺伝子単離とその後の研究を中心に紹介する.
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