今月の主題 消化器疾患のエビデンスとエキスパート・オピニオン
腸疾患
C. difficile院内感染の予防と治療
菅沼 明彦
1
,
青木 眞
2
1東京都立駒込病院感染症科
2サクラ精機(株)練馬センター
pp.1520-1522
発行日 2003年9月10日
Published Date 2003/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102197
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ポイント
・C. difficileは消毒剤に強い抵抗性を有しており,有効な手指消毒剤がない.そのため十分な手洗いが手指衛生を保つうえで重要である.
・抗生物質の適正使用がC. difficile院内感染対策として不可欠である.
・無症候保菌者への抗生物質治療は現時点では推奨できない.
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