特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第5章 感染症
診断メモ
Clostoridioides difficile感染症
圓尾 友梨
1
,
大路 剛
1
1神戸大学医学部附属病院感染症内科
pp.754-755
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_754
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C. difficileは芽胞形成し,毒素を産生する嫌気性グラム陽性菌であり,抗菌薬曝露によって通常の腸内細菌叢が破壊された後,大腸に定着する.その後,トキシンを放出することでC. difficile感染症(Clostoridioides difficile infection:CDI)を発症する1).CDIは,院内関連下痢症の主要な原因である.
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