今月の主題 ブレイン アタック―超急性期から維持期まで
脳卒中の治療戦略
脳梗塞の治療
脳梗塞急性期の薬物療法
中村 智実
1
,
内山 真一郎
1
1東京女子医科大学脳神経センター神経内科
pp.1164-1166
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102124
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ポイント
・高張グリセロール静脈内投与は,頭蓋内圧亢進を伴う大きな脳梗塞の急性期に推奨される.
・組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)の静脈内投与は,一定の条件を満たす症例に対して有効性が期待される.
・発症48時間以内の脳梗塞ではヘパリンが有用であるとする科学的根拠がない.
・アスピリンは,脳梗塞を発症したら直ちに開始したほうがよい.
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