演習・腹部救急の画像診断(12)
乗用車で電柱に衝突し下腹部を打撲した45歳男性
稲葉 彰
1
,
三沢 尚弘
1
,
葛西 猛
1
,
八代 直文
2
1亀田総合病院救命救急センター
2亀田総合病院放射線科
pp.1047-1053
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102100
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Case
症 例:45歳,男性.
主 訴:下腹部痛.
現病歴:飲酒後に乗用車を運転中,道路脇の電柱に衝突横転.ハンドルで下腹部を打撲し,救急外来を約3時間後に受診した.なお,受傷時に頭部打撲や意識消失はなかった.
理学所見:意識清明,バイタルサイン安定.腹部所見では臍部中心の広範囲に圧痛,筋性防御,反跳痛を認めた.図1,2に来院時の腹部CT像(画像表示:window 幅500HU,airが強調される設定)を提示する.
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