今月の主題 内科医のための皮膚科的スキル
皮膚科発信の内科的トピックス
全身性肥満細胞症の内科症状
黒沢 元博
1
,
稲村 弘明
1
,
岡野 昭
1
1群馬アレルギー再生臨床研究センター
pp.1025-1027
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102098
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ポイント
・皮膚症状として一般に認められるものは色素性蕁麻疹である.
・皮膚病変部位を摩擦すると発赤と膨疹がみられるが,Darier徴候と呼ばれる.
・皮膚病変のない全身性肥満細胞症では,皮膚潮紅と熱感が最も重要な臨床症状である.
・消化器症状が一般的にみられる.
・およそ30%に血液学的異常がみられる.
・およそ70%に骨病変がみられる.99mTcによる骨シンチグラム所見が臨床的重症度をよく反映する.
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