今月の主題 内科医のための皮膚科的スキル
内科医が起こしうる皮膚疾患
薬剤性光線過敏症
戸倉 新樹
1
1産業医科大学皮膚科学教室
pp.1000-1001
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102090
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ポイント
・皮疹の分布が,顔面,耳介,項部,上胸部V領域,手背などの露光部位に限局している場合,光線過敏症を疑う.
・成人では内服薬剤が原因であることが最も多い.特にキノロン系抗菌薬,降圧薬,消炎鎮痛薬は要注意である.
・原因が内服薬と気付かず投薬を続行した場合,白斑黒皮症となることもあり治癒が困難となる.被疑薬の中止が最も重要である.
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