今月の主題 皮膚から見つける内科疾患
薬疹を見逃さない
いま話題のDIHS(薬剤性過敏症症候群)とは
藤山 幹子
1
1愛媛大学医学部皮膚科
pp.1674-1676
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101353
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ポイント
原因薬剤のほとんどは,抗痙攣薬,アロプリノール,メキシレチン,サラゾスルファピリジン,DDS,ミノサイクリンである.
発症までの内服期間が2~6週と長い.
発熱,肝障害,腎障害,リンパ節腫脹,血液学的異常を伴う薬疹である.
発症後10~28日の間にヒトヘルペスウイルス6の再活性化を伴い,経過が遷延する.
ステロイドの全身投与は有効であるが,減量は慎重に.
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