今月の主題 一般医も診る血液疾患
血液エマージェンシーの管理
好中球減少時の発熱,敗血症
村瀬 忠
1
1国立病院東京医療センター内科
pp.862-865
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102061
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ポイント
・血液培養などの培養検査,胸部X線撮影を行う.
・直ちに緑膿菌を含むグラム陰性桿菌に効力のある殺菌的抗生物質の点滴を開始する.
・発熱が4~5日以上持続する場合は,バンコマイシンand/orアムホテリシンBの投与を開始する.
・基礎疾患,原因となる医療行為(CVC,ステロイド,免疫抑制剤など)を評価する.
・院内の検出菌,感染情報を確認し,培養検査は繰り返し行う.
・CTスキャンなどの画像検査を積極的に用いる.
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