今月の主題 抗生物質の使い方
内科的感染症における抗生物質の使い方
好中球減少時の発熱
森 眞由美
1
1東京都老人医療センター・血液科
pp.2460-2461
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222151
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好中球減少時の発熱は,大部分感染症によるものである.感染の頻度は,好中球減少の程度と持続期間に比例する.好中球数500/mm3以下になると要注意であり,100/mm3以下になるとほとんど必ず発熱する.しかもこのような患者は,白血球の機能や免疫系にも異常があることが多く,感染を合併すると重症に陥りやすい.感染予防および感染初期の適切な治療が重要となる所以である.
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