今月の主題 一般医も診る血液疾患
血液エマージェンシーの管理
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)/溶血性尿毒症症候群(HUS)
中世古 知昭
1
,
高林 克比己
2
1千葉大学医学部附属病院第2内科
2千葉大学医学部附属病院医療情報部
pp.866-868
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102062
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ポイント
・血小板減少とLDHの異常高値をみたときはTTPを疑い,破砕赤血球の有無を確認する.
・後天性TTPでは,von Willebrand因子特異的切断酵素に対するインヒビターの産生が原因となることが多い.
・典型的HUSは,病原性大腸菌O-157感染症に続発する.
・TTPと診断したら,速やかに血漿交換を行う.
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