今月の主題 一般医も診る血液疾患
一般医も診る血液疾患―マネジメントの注意
鉄欠乏性貧血,溶血性貧血のマネジメント
小船 雅義
1
,
加藤 淳二
1
1札幌医科大学第4内科
pp.812-815
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102047
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ポイント
・鉄欠乏性貧血の確定診断は,血清鉄が低いことではなく,低フェリチン(Ft)血症と総鉄結合能(TIBC)の高値を目安とする.
・鉄欠乏性貧血では,消化管あるいは婦人科領域の悪性腫瘍に伴う出血が原因となっていることがあり,基礎疾患の検索が必要である.
・溶血クリーゼが疑われる場合には,患者を緊急入院させ,早急な診断と総合的な治療が必要である.
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