今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺疾患をCTで診る―びまん性肺疾患【間質性肺炎】
特発性肺線維症以外の特発性間質性肺炎(NSIP,COP)
千田 金吾
1
1浜松医科大学呼吸器内科
pp.299-301
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102010
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ポイント
●特発性間質性肺炎についての本邦の疫学調査の結果1)から,UIP(特発性肺線維症 :IPF)は52.6%,次いでNSIPが17.2%,COPが9.4%と重要である.
●高分解能CT(HRCT)にて典型的なIPFの所見が認められる場合を除いて,外科的肺生検が望まれる.
●NSIP,COPの患者に遭遇した場合,除外診断を十分に行う必要がある.
●NSIP,COPでは膠原病合併による肺病変である可能性を念頭に置く.
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