今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺疾患をCTで診る―びまん性肺疾患【間質性肺炎】
急性間質性肺炎(AIP)―びまん性肺胞傷害(DAD)
松島 秀和
1
,
金沢 實
2
1さいたま赤十字病院内科(呼吸器)
2埼玉医科大学呼吸器内科
pp.296-298
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102009
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ポイント
●急性間質性肺炎(AIP)は,特発性間質性肺炎のなかで病状が急速に進行し,治療反応性が不良な病態とされており,臨床上重要な疾患である.
●AIPのCT所見は両側性の浸潤影,スリガラス陰影の混在である.
●発症早期より強い収縮傾向を示し,陰影内に牽引性気管支拡張像を認めるのが特徴である.
●CTによる牽引性気管支拡張像の有無および程度の評価がAIPの診断および予後に有用である.
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