今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
基本的な降圧療法と薬の選び方
治療抵抗性高血圧の評価と対処(効果的併用療法を含む)
桑原 篤憲
1
,
河野 雄平
1
1国立循環器病センター内科高血圧腎臓部門
pp.108-110
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101975
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●治療抵抗性高血圧とは,降圧薬の多剤併用にもかかわらず血圧コントロールが困難な病態である.
●治療抵抗性高血圧の要因としては,高血圧自体の問題と患者の問題,医師の問題がある.
●治療抵抗性高血圧に対して,血圧測定,生活習慣,服薬状況,使用降圧薬,二次性高血圧について評価を要する.
●治療方針は要因により異なるが,利尿薬を含む降圧薬の効果的な組み合わせと適切な用量が原則となる.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.