特集 最新の高血圧診療:「高血圧治療ガイドライン2019」後の展開
高血圧の治療 治療抵抗性高血圧
河野 雄平
1
1帝京大学 福岡医療技術学部医療技術学科
キーワード:
圧受容器
,
頸動脈
,
降圧剤
,
交感神経切除術
,
高血圧
,
造瘻術
,
多剤併用療法
,
腸骨静脈
,
腸骨動脈
,
電気刺激療法
,
発生率
,
薬物抵抗性
,
カテーテルアブレーション
,
腎神経
Keyword:
Carotid Arteries
,
Drug Therapy, Combination
,
Drug Resistance
,
Hypertension
,
Iliac Artery
,
Iliac Vein
,
Pressoreceptors
,
Catheter Ablation
,
Incidence
,
Ostomy
,
Electric Stimulation Therapy
,
Sympathectomy
,
Antihypertensive Agents
pp.519-524
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020230231
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<Headline>1 治療抵抗性高血圧においては、白衣現象や服薬アドヒアランス、生活習慣、降圧薬の不適切な使用、二次性高血圧、などの要因を考慮する。2 患者とのコミュニケーションをとり、生活習慣と服薬の指導を行う。薬物治療では、利尿薬を含めて作用機序の異なる薬剤を併用する。3 ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、追加薬として有用である。4 臓器障害の可能性が高いこと、高リスクの者が多く心血管病の発症が多いこと、二次性高血圧の可能性があることから、適切な時期に高血圧専門医の意見を求める。5 腎神経デナベーションや頸動脈圧受容体刺激などのデバイスを用いた治療が、今後の新しい治療法として期待される。
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