今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
基本的な降圧療法と薬の選び方
高血圧治療の治療方針と生活習慣改善の有効性と限界
松岡 博昭
1
1獨協医科大学循環器内科
pp.90-92
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101970
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●収縮期血圧は115mmHgまで,拡張期血圧は75mmHgまでは低ければ低いほど,心血管死亡率は低い.
●高血圧治療に際してはリスクの層別化を行い,治療方針を決定する.
●生活習慣の改善には食生活の改善,規則的な運動,禁煙などがある.
●生活習慣の改善(環境要因の整備)は根本的な高血圧治療法であるといえる.
●生活習慣の改善でQOLが阻害され治療に影響するようであれば,早期の薬物治療を考慮する.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.