今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
臓器障害の臨床指標のエビデンスとその評価法
大血管(頸動脈エコー検査,PWV,AI,大動脈圧)
松井 芳夫
1
1見島診療所
pp.84-88
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101969
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ポイント
●近年の検査機器の進歩により,大血管の特性を非侵襲的に評価できるようになった.
●頸動脈エコー検査により,全身の粥状硬化病変の推定をすることが可能である.
●PWV,AIはともに動脈壁硬化の指標となるが,降圧治療のモニタリングにも適用可能である.
●ASCOT-CAFE研究により,中心動脈圧の改善度が心血管系予後と密接に関連することが判明した.
●中心動脈の脈圧は高血圧患者の心血管系イベントの重要な予測因子である.
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