今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
日本人の高血圧診療に必要な基礎知識
高血圧と臓器障害にかかわる循環調節因子
岩嶋 義雄
1
,
楽木 宏実
1
,
荻原 俊男
1
1大阪大学大学院医学系研究科老年・腎臓内科学講座
pp.26-29
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101957
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ポイント
●交感神経の亢進,レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の亢進は高血圧発症に深くかかわる.
●交感神経の亢進は早朝高血圧や心肥大にかかわる.
●レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の亢進は心肥大,動脈硬化をもたらす.
●アディポサイトカインはメタボリックシンドロームのみならず,血圧調節にも重要なかかわりをもつ可能性がある.
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