今月の主題 臨床で出遭う内分泌疾患
症状・身体所見から疑う内分泌疾患
治る高血圧―内分泌性高血圧症の診断
田村 尚久
1
,
伊藤 裕
1
,
中尾 一和
1
1京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床病態医科学・内分泌代謝内科
pp.1130-1132
発行日 2005年7月10日
Published Date 2005/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101912
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
・高血圧症例の最大1割は内分泌性高血圧であり,原因疾患の治療により治癒しうる.
・原発性アルドステロン症は比較的頻度が高いので,高血圧患者では血漿レニン活性と血漿アルドステロン濃度の測定を行う.
・耐糖能障害,肥満,高脂血症,骨粗鬆症,低カリウム血症を伴う高血圧ではCushing症候群を疑う.
・頭痛,発汗過多,高血糖などを伴う高血圧では褐色細胞腫を疑う.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.