今月の主題 臨床で出遭う内分泌疾患
症状・身体所見から疑う内分泌疾患
口渇,多尿
村瀬 孝司
1
,
大磯 ユタカ
2
1名古屋大学環境医学研究所発生・遺伝分野
2名古屋大学医学系研究科代謝病態内科学
pp.1133-1135
発行日 2005年7月10日
Published Date 2005/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101913
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ポイント
・まずスクリーニング検査で糖尿病や腎疾患を除外する.
・鑑別診断で問題となるのは中枢性尿崩症,腎性尿崩症,心因性多飲症である.
・血漿バゾプレシン値は血漿浸透圧との相対的関係で評価しなければならない.
・中枢性尿崩症の診断には頭部MRI T1強調画像が有用である.
・視床下部病変による中枢性尿崩症では口渇障害を伴うことがある.
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