今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
免疫疾患はなぜ起こるか?
肥満細胞と好酸球の役割
羅 智靖
1
1日本大学大学院医学研究科分子細胞免疫・アレルギー学
pp.924-927
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101640
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ポイント
アレルギー反応は即時相と遅発相の2相性反応からなる.
肥満細胞(マスト細胞)は即時相のみならず遅発相の誘導を含めて,アレルギー炎症のコンダクターとして中心的に働く細胞である.
アレルギー炎症の局所に,マスト細胞を中心にしてアレルギー炎症の“増悪サイクル”が形成される.
好酸球は気道などの修復,リモデリングに重要な働きをする.
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