特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
内分泌疾患
高カルシウム血症
橋本 年弘
1
,
井上 大輔
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学
pp.416-419
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101567
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血清アルブミン濃度で補正した血清カルシウム(Ca)濃度が10.2mg/dlを超えるものを高Ca血症とする.高Ca血症の原因は90%以上が原発性副甲状腺機能亢進症(1oHPT)または悪性腫瘍に伴うものである.高Ca血症クリーゼに対しては,大量の補液およびループ利尿薬や骨吸収抑制薬の投与などを行う.同時に,高Ca血症の発症機序を明らかにするために,血液・尿におけるCa代謝の評価を行う必要がある.
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